築150年の古民家再生リフォーム。
雨が降ると床が浸水するのをなんとかしたい、今のものをできるだけ使用したいというご要望から、使える建具、構造材はすべて使い、以前の雰囲気も感じられる空間に仕上げました。
また、土地を上げるために、家を曳いて土と基礎を入れ、建物を戻しています。
2009年 千葉県香取市
築150年の古民家再生リフォーム。
雨が降ると床が浸水するのをなんとかしたい、今のものをできるだけ使用したいというご要望から、使える建具、構造材はすべて使い、以前の雰囲気も感じられる空間に仕上げました。
また、土地を上げるために、家を曳いて土と基礎を入れ、建物を戻しています。
リノベーション概要
費用 | 3,000万円 |
工期 | 5か月 |
築年数 | 150年 |
工事面積 | 125平米/38坪 |
間取り | -(平屋) |
家族構成 | 夫婦 |
スタイル | 古民家 |
・生活しやすく、使えるものは使って直したい。
・雨が降っても床が浸水しないように地面を上げで、丈夫な家にしたい。
というご要望のもと、古民家再生/全面リフォームを行いました。
木耐協による診断の結果、倒壊の可能性のある数値だったため、金物補強や筋交など耐震補強を行い、建物を強く、丈夫にしました。
建具は、既存のものを補修して使っています。天井は杉の赤身の浮造り仕上げです。
床の間は、漆喰を塗り替え、天井を塗装、落ち着いた雰囲気に。
台所の床は、無垢の桜を使い、壁は珪藻土、天井は杉板を使っています。梁を何本か抜き、既存の梁と新しい梁で強度を持たせています。
洗面カウンターには檜の一枚板を使用。トイレの腰板と床は無垢の桜、壁は珪藻土仕上げ。
脱衣所は、杉板で造った収納扉で、収納力のある空間になりました。
主人との思い出のある家なので、昔の雰囲気も残してあるのがとても良いです。
雨も心配ないので、安心して家でゆっくりできます。本物の木を使っているので、落ち着く感じがしますね。