リノベーションでつくる広いリビング実例集|寒さやデメリットも対策
新築時のリビングが狭く感じるとき、雑誌やテレビのリノベーションで見かける広いリビングはとっても魅力的ですよね。
しかし費用面や広くなったときの冷暖房効率など、心配になる部分も少なくありません。
今回は、リノベーションで広いリビングをつくるメリット・デメリットを両方確認し、あわせて間取りの対策も解説します。
おしゃれな広いリビングのリノベーション実例も写真付きで紹介しますので、デザインや間取りの参考にもどうぞ♪
目次
■広いリビングのリノベーション実例
■リノベで広いリビングをつくるメリット
■広いリビングのデメリットと対策
■広いリビングと組み合わせたい間取り
■リビングを広げるのが難しいときのアイデア
■広いリビングのリノベーション実例
早速リビングのリノベーション実例の写真を見てみましょう。
事例①
築40年以上のこちらのお住まいは、お風呂場を移動してLDKの奥行を持たせ、広いリビング空間を作りました。
横幅は変わりませんが、奥行が強調されることでかなり広い印象になっています。元のフラット天井から、斜めの勾配天井に変更しているのもおしゃれで開放的ですね。
リビングを直接広げるのが難しいときは、周囲の間取りを増築部分に移動してスペースを確保するのも一つの選択肢です。
事例②
LDKをつなげた一つの間取りにすることで、リビング空間も広く見せています。フローリングや建具、キッチンまでホワイトに統一しているのも広く見せるテクニック。
ホワイトの室内にグレーのアクセントカラーが映え、モダンでスタイリッシュな仕上がりになりました。
■リノベで広いリビングをつくるメリット
いまのリビングをリノベーションで広げるメリットはたくさん♪開放的なだけではなく、実用面でも魅力的なポイントをご紹介します。
・在宅ワークしやすい
自宅での在宅ワークは意外と場所を確保するのが大変ですが、広いリビングならデスクも設置しやすいです。家族との距離も確保できて、仕事に集中できる環境を作れます。
・子育てしやすい
お子さんが小さいころはパパママと一緒に過ごす時間が長いため、広いリビングだとびのび子育てすることができます。
・家族が集まりやすい
同じ空間でも程よくパーソナルスペースを確保できる広いリビングなら、家族みんなで
気持ち良く過ごせる空間になります。自然に家族が集まり会話が生まれるコミュニケーションリビングになるため、子育て世代の方におすすめ。
・収納をたくさん作れる
お子さんのおもちゃやクッション類、雑誌や新聞など、リビングは意外とアイテムが多いお部屋です。広い間取りで収納をたくさん作ると、モノが散らからないスッキリしたリビングをキープできます。
■広いリビングのデメリットと対策
メリットいっぱいの広いリビングですが、デメリットも存在します。間取りの工夫で対策できることばかりですので、セットで覚えておきましょう。
・寒い/エアコンの効きが悪い
広いリビングの代表的なデメリットとしては、冬の寒さや夏場のエアコン効率の悪さが挙げられます。空気の量が増えるため、冷暖房をつけてから適温になるまでの時間も増加します。
【対策】⇒全体の断熱性能をアップ
広い間取りの暑さ寒さ対策としては、住まい全体を断熱層でぐるりと囲む方法が効果的です。魔法びんのお湯が冷めにくくなるのと同じ原理で、広いリビングの空気を暖かく保つことができます。
夏場も外気の暑さの影響を受けにくくなり、エアコンの効きも良くなって節約効果も。
・掃除が大変
床面積が増えると、掃除機や雑巾がけなど普段のお掃除手間も増えてしまいます。
【対策】⇒凹凸と段差のないシンプルな間取りにする
広いリビングの床掃除は、ロボット掃除機におまかせするのが効率的です。段差のないバリアフリー仕様でお部屋の凹凸を無くせば、外出中に自動でお掃除してくれるため負担はありません。
出窓や棚にたまったホコリも、サッと床に落とせばまとめて回収してくれます。
・メンテナンス費用がかかる
リビングの面積が広がると、壁紙やフローリングの張り替えなどメンテナンスの費用も増えます。将来かかるコストは盲点になることが多いため、いざその時になって慌てるのはちょっと困りますね。
【対策】⇒無垢フローリングなど寿命の長い建材を選ぶ
将来のメンテナンス費用を抑えるなら、長く使える建材を選んでリフォームサイクルを伸ばしましょう。
例えば一般的な合板フローリングは20~30年前後で張り替えが必要ですが、無垢フローリングは適切なメンテナンスをすれば倍以上使うことも難しくありません。
ほかにもタイルや石材、珪藻土やしっくい壁など寿命の長い建材なら、広いリビングでもトータルコストを抑えることができます。
■広いリビングと組み合わせたい間取り
奥行や幅が広いリビングだからこそ採用しやすい、おすすめの間取りをご紹介します。
・対面キッチン
リビングに向かって立つひろびろした対面キッチンの間取りは、広いスペースならでは。家族と会話しやすくお子さんも見守れるため、子育て世代の方にもおすすめです。
キッチンのデザインにこだわって、リビングをおしゃれに見せることができるのも対面レイアウトの魅力♪
・畳スペース
リビングを広げて余裕が生まれたら、手軽に横になれる畳スペースと組み合わせるのもおすすめです。お子さんのお昼寝や洗濯物畳み、アイロンかけなど、多目的に使える利便性の高い間取りです。
・リビング階段
広いリビングの中にある階段は、ただの通路ではなくおしゃれなインテリアとしても機能します。家族が顔を合わせる機会が増えるため、自然にコミュニケーションが生まれるのも大きなメリット。
特に思春期を迎えるお子さんが居るご家庭におススメです。
・壁面収納
テレビ台も兼ねた壁一面の造作収納も、おしゃれなリノベーションの定番デザイン。広いリビングなら、圧迫感を感じることなく設置することができます。
市販の収納とくらべて地震の倒壊リスクがなく、統一感が生まれてリビングがよりおしゃれに仕上がりますよ♪
■リビングを広げるのが難しいときのアイデア
一つの部屋を広げるためには、他の間取りを削る必要があります。空き部屋がないと、リビングを広げるのはなかなか難しいですよね。
そんなときに検討したい間取りのアイデアをご紹介しますので、ぜひ覚えておいてください。
・寝室をコンパクトに
昔は子供部屋や寝室を6~8畳で作るのが一般的でしたが、最近はライフスタイルの変化によってコンパクトな寝室も増えています。
例えばスマートフォンの普及で一部屋に一台テレビを置くことがなくなったため、テレビ台のスペースが必要ありません。電子書籍を活用すれば、本棚スペースも両略できますね。
寝室は寝るだけと割り切り、リビングにパーソナルスペースを設けた方が暮らしやすいケースも多いです。一度居室の広さを見直してみましょう。
・廊下のない間取りにする
もしいまのお住まいに玄関から長い廊下があるなら、リビングを回廊のように使う間取りにするのも一つのアイデアです。リビングを中心に各部屋へ行ける間取りは動線効率が良く、家族のコミュニケーションが生まれるため最近人気が高まっています。
廊下の面積を合計すると意外と広いスペースになるため、リビングをかなり広げることができる場合も多いです。
・デッドスペースを活かす
住まいの中には意外とデッドスペースが多く、上手に活用することで床面積を生み出せるケースがあります。
例えば屋根裏空間を収納に活用すれば、既存の収納を減らしてリビングに回すことができます。ストーブや扇風機などの季節家電や、使用頻度の低いものをしまっている納戸などにおすすめ。ほかにも階段下など、壁や天井裏に隠れたスペースを活用してみましょう。
・部分増築も検討してみる
いまの床面積だけだと難しい場合は、部分的な増築も検討してみましょう。
増築と聞くと大掛かりなイメージがありますが、6畳以下の部分増築なら確認申請が必要ないためコストも抑えられます。リビングを直接増築するのではなく、水回りやほかの部屋を増築部分に移動して全体でバランスを取ることも可能です。
■まとめ:広いリビングで素敵な毎日をすごしてみませんか?
住まいの中心であるリビングは、広くおしゃれにリノベーションすると毎日の生活がグッと素敵に変わります♪
もしいまのリビングに狭さや不満を感じているなら、一度リノベーションを検討してみてください。自由な間取りプランで、在宅ワークや子育てに対応しやすいリビングをつくることができます。
今回の記事が、素敵な住まいづくりに役立てば幸いです。
ここではご紹介しきれないリノベーション事例もたくさん掲載していますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
■茨城県のリノベーションモデルハウスもご活用ください♪
わたしたちRenoBASE8はリノベーション専門店として、茨城県の牛久市に業界では珍しいリノベーションショールームをご用意しています。築40年以上の戸建てを本当にリノベーションした仕上がりや広いリビングを、ぜひ体感してみてください。