【バリアフリーな家】家族も安心できるリノベーションのコツ

 

『親が高齢になってきたから同居を考えている』

このような方も多いのではないでしょうか。離れた場所で高齢の親が暮らしていると、何かあったときにもすぐに駆け付けることができないため、不安ですよね?

 

その結果、一緒に暮らすことで安心を得ようと考える人も多いでしょう。では、高齢の親にとっても暮らしやすいバリアフリーな家とはどのような家なのでしょうか。今回は、バリアフリーな家にリノベーションするコツについて紹介していきます。

 

 

目次
■バリアフリーな家ってどんな家?
■バリアフリー住宅の基本原則
■バリアフリーな家にリノベーションするコツ7パターン
■高齢の親と同居する際家をリノベーションするという選択肢
■まとめ
■家のリフォームは「RenoBASE8」におまかせ

 

バリアフリーな家ってどんな家?

 

バリアフリーな家の特徴は、将来介護が必要であったり、すでに身体の不調があり普通の家では住みにくい人に対して、暮らしのなかでの障害を取り去った住みやすい家のことを指します。

 

バリアフリーに似た言葉の「ユニバーサルデザイン」と呼ばれる住宅も最近増えていますが、バリアフリーは高齢者や障碍者でも住みやすいよう、障壁(生活の)を除去した家。一方、ユニバーサルデザインとは、障害の有無や年齢に限らず、誰もが住みやすい家のことを指すのです。

 

つまり、どちらの家も「誰が住んでも住みやすい家である」といった特徴をもっており、ユニバーサルデザインの方がより広い対象に使われる言葉だということになります。

 

バリアフリー住宅の基本原則

 

ではここで、実際にバリアフリーを意識した家を建てる際どのようなことに気をつければよいのか、そのポイントについて解説していきます。まずはここで紹介する「基本的なこと」を意識して、間取り設計を行ってみましょう。

 

段差をつくらない

 

身体の不自由な高齢者にとっては、ほんの数ミリの段差でもつまづいてしまう危険性があります。そのため、基本的に段差が生じるような間取りにはせず、フラットな空間となるよう意識しましょう。

 

段差ができてしまう場合には必ずそばに手すりを設置し、足だけでなく身体全体を使って段差を越えられる工夫をするのがおすすめです。また、車いすを使用している方であれば当然段差は障害となるため、玄関周りなどはスロープにする必要があります。

 

このように、まずは足元の安全を確保することがバリアフリーな家への第一歩です。

 

転倒を予防する

 

先ほど紹介した段差については主に転倒予防が目的ですが、高齢者が転倒してしまう原因は他にも存在します。たとえば「床の滑りやすさ」です。大理石のような滑りやすいものだと室内でも足をすべらせ転倒してしまう危険性があります。

 

さらには部屋の照明も関係があり、夜中などトイレに目覚めた際、足元が暗いと危険です。これはリビングだけでなく、階段や廊下といったすべてのエリアに共通していえることでしょう。また、電気をつけようとしてもスイッチが暗くて見えづらいと不便です。

 

そのため、足元や手元は特に夜間では見えづらくなってしまうため、高齢者の方にとって不自由のない工夫が必要となります。

 

温度差をなくす

 

意外と重要視されないのが家全体の温度です。夏は暑く、冬は寒い家はあまり快適とはいえません。間取りにもよりますが、窓の位置や大きさだけでなく、部屋の方角などにも気を遣って間取り設計をするようにしましょう。

 

たとえば高齢の親が使用する部屋は日当たりや風通しの良い部屋にしたり、リビングや廊下も窓や空調の流れを意識して、なるべく季節によって過ごしやすさに波ができないよう工夫することが大事です。

 

工事の際外壁や天井に断熱材を使用する、床下暖房を採用するといったことも可能なので、予算に余裕があるようであればそのような住環境を整える設備も充実させましょう。

 

バリアフリーな家にリノベーションするコツ7パターン

 

バリアフリーな家の基本原則を確認したところで、それぞれのエリアごとのバリアフリーリノベーションのコツをみていきましょう。生活するうえでどのエリアも欠かせないものなので、一緒に住む高齢者に合わせた、最適なリノベーション内容を検討するようにしてください。

 

バスルーム編

 

バスルームは転倒の危険性があるため、バスタブや床を滑りにくいものにする必要があります。使用する素材に注意し、つまづき防止や立ち上がる際楽なように手すりを設置するなどの工夫が必須でしょう。また、浴槽の高さは40㎝以下だとまたぎやすく、一人で入浴する際もスムーズに行えます。

 

一方、バスルーム内は温度の上下が大きいため、冬場など急激な温度の変化により、めまいや立ち眩み、悪い場合には心臓マヒといった症状が突発的に発生するかもしれません。そのため、浴室暖房を設置することで急激な温度変化による身体への負担を軽減できるのでおすすめです。

 

トイレ編

 

トイレはまず場所が重要となります。高齢になり身体が思うように動かなくなってくるとトイレへの移動も容易ではなくなるため、できるだけ寝室の近くに設置することが望ましいでしょう。

 

また、座るときや立ち上がるときにも手すりがあることでスムーズに動作を行うことが可能となります。もしトイレを一ヶ所しかつくれないのであれば、2ドアにして寝室と洗面所に直接通じるつくりにすると便利です。

 

洗面台編

 

洗面台の高さを健康な人と同じ高さにしてしまうと、車いすでの使用ができなくなってしまい不便です。また、洗面所が狭いと車いすでの移動も困難であり、洗面台の下の空間を空けておかないと車いすに乗ったままでの使用ができません。

 

現段階で車いすの家族がいなくても、将来的に車いすの使用が想定される場合には、このような部分に気を付けておくとよいでしょう。

 

リビング編

 

リビングの基本は段差をなくすことです。その際、段差をなくしフラットな空間をつくるとともに、床が滑りやすくないかという点にも注意しましょう。健康な人とは異なり、足腰が不自由な高齢の方は歩く際「すり足」になってしまうので、少しの段差や床質の違いでも転倒してしまう危険性があります。

 

車いすを使用する場合、食事のときなどそのままテーブルを使用できるように高さにも注意しましょう。車いすに乗ったまま入れるテーブルの高さは70㎝が目安です。高さを調節できるテーブルなどで柔軟に対応しましょう。

 

廊下編

 

廊下には手すりを設置するほか、夜間でも足元が暗くならないよう照明を設置することをおすすめします。また、廊下自体の幅もスムーズにすれ違えるように広くとることが重要です。

 

今は必要なくても将来的に手すりを設置しようと考えているのであれば、工事の段階で手すりをつけられるよう下地を入れておくと、必要になった際手軽に手すりを設置することができます。

 

車いすを使用するのであれば電気のスイッチを低めに設置したり、床を傷つきにくく丈夫なものにするといった工夫も必要です。

 

玄関編

 

玄関は車いすでも利用しやすいよう広めのスペースを確保し、上がり框(かまち)の段差を低くすることで靴の着脱がしやすくなるようにしましょう。また、どうしても段差ができてしまう場合にはスロープの設置を検討する必要があります。

 

玄関スロープを設置することで、高齢者だけでなく妊婦の方や小さい子供も安全に利用することが可能です。しかし、スロープを設置する場合にはある程度のスペースが必要であるため、間取りを決める時点で組み込んでしまうか後付けできるよう広めのスペースを確保しておく必要があるでしょう。

 

高齢の親と同居する際家をリノベーションするという選択肢

 

家庭の事情はさまざまであり、高齢の親との同居が決まった際には暮らしの在り方をいま一度考え直さなければいけません。その際リノベーションで自宅をより住みやすい間取りに変更するのは最良の選択ともいえます。

 

現在住んでいる家ではどうしても間取りの都合上設置が困難であるものがあると、いざ同居しても親と子の双方が負担を強いられる形となるため、生活にも支障が出てしまうでしょう。そのような問題を解決するためにリノベーションという選択肢があることを知っておけば、家族皆がいつまでも快適に暮らせる環境を手に入れることができるのです。

 

まとめ

 

今回はバリアフリーな家について紹介してきました。高齢の親と同居する際、今住んでいる家では今後の生活に支障が出るのであれば、リノベーションという方法を選んでみてはいかがでしょうか。

 

リノベーションであれば家の中の必要な部分だけをつくり変えることができるので、家を建て替えることに比べて費用を大幅に安く抑えることが可能です。リノベーションによって間取りや設備を変更することで、その後の生活が楽になることは間違いありません。

 

ぜひ今回の記事を参考に、リノベーションでバリアフリーな家をつくる、という選択肢があることを覚えておいてください。

 

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