リノベーションをする際ローンを賢く活用する方法を紹介
リノベーションをする際、費用がどうしても高額になってしまうことから自己資金ではまかなえないという方もいるかもしれません。その場合、リノベーションにもローンが利用できることをご存じですか?
今回は、リノベーションに適用できるローンについて種類やメリットなどを解説していくので、これからリノベーションを計画している方で資金面に不安を抱えているのであれば、今回の記事を参考にローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
目次
■リノベーションに利用できるローンはこの2種類
■【金利は?審査は?】2種類のローンを比較
■持ち家をリノベーションする際は?
■リノベーションは所得税や固定資産税の減税を受けることが可能
■まとめ
■家のリフォームは「RenoBASE8」におまかせ
リノベーションに利用できるローンはこの2種類
リノベーションに似た言葉としてリフォームがありますが、両者に大きな定義の違いはありません。ここではリノベーションに利用できるローンについて2種類のローンを紹介をしますが、同じようにリフォームにも利用できるローンとなります。
リフォームローン
リフォームローンはリノベーションと等しく、家のリフォームやリノベーションの際利用できるローンのことを指します。所有している自宅をリノベーションする場合、新たに住宅を購入しリノベーションする場合のどちらにも利用が可能です。
「有担保型」と「無担保型」があり、有担保型はリフォームローンでは単体ではあまり種類がなく、ほとんどの場合無担保型のローンとなります。そのため、主に自宅に抵当権をつけて借り入れを行う住宅ローンに比べると金利が高めになっているのです。リノベーションローンという商品も、このリフォームローンと同じ意味合いとなっています。
住宅ローン
住宅ローンは、主に新築・購入を目的として借り入れを行うローンを指します。自宅や土地を抵当権に設定するので、借入期間が長く金利が低いことが特徴です。住宅ローンには民間ローンと公的ローンがあり、民間ローンは金融機関が扱うローン、一方公的ローンは住宅支援機構のフラット35が有名ですが、これ以外にも財形住宅融資や自治体が独自に行っている融資も公的ローンに含まれます。
「一体型ローン」は住宅ローンの一種で、住宅購入時に物件費用とあわせてリノベーション費用についても借り入れができるのが特徴です。
【金利は?審査は?】2種類のローンを比較
リフォームローンと住宅ローン、2種類のローンについて紹介をしましたが、これらのローンを比較したときにどちらのローンを利用するべきなのかそのポイントについてここでは解説をしていきます。それぞれのローンのメリット・デメリットについて理解を深めていきましょう。
リフォームローンのメリット・デメリット
リフォームローンのメリットは「比較的審査が通りやすい」「無担保型が多い」という点です。一般的に住宅ローンと比較しても審査期間が1日~5日と短く、審査の基準も緩い傾向にあります。また、無担保型が多いので、担保がなくても融資を受けられるのがメリットです。
一方デメリットは「借入限度額が小さい」「返済期間が短い」「金利が高い」となります。借り入れの限度額が500~1,000万円というものが多く、リノベーションの内容によってはすべてをまかなえない可能性もあるのです。また、返済期間は最長でも15年間であるため月々の返済額もその分多くなり、金利も年2~5%と高くなっています。
住宅ローンのメリット・デメリット
住宅ローンのメリットは「借入限度額が大きい」「返済期間が長い」「金利が低い」という点です。最大1億円ほどと上限を大きく設定しているローンが多いですが、収入などによって金額は変わります。また、返済期間は最長35年であるため少しずつ返済することが可能です。金利は固定型でも年0.8~1%と低く、変動型では年利0.5%を推移しています。(2021年6月)
一方住宅ローンのデメリットは「審査が厳しい」という点です。収入などの条件が厳しく、審査期間も長めの傾向にあります。通常であれば2~3週間、繁忙期など混みあう時期には1ヶ月半程度かかることもあるようです。
結局どちらのローンがよい?
リフォームローンと住宅ローンのどちらを利用すればよいのか迷った際には、リノベーションの内容によってローンの種類を選択するのがよいでしょう。たとえばトイレや浴室のみといった、住宅の一部のリノベーションであれば金額も数十万円~数百万円で済むことが多いです。その場合はリフォームローンを選択するとよいでしょう。
反対に、二世帯住宅にする目的で家を大規模にリフォームする場合には高額になるため住宅ローンを利用するといったように、目的とかかるおおよその費用によってローンの種類を選ぶのがおすすめです。
持ち家をリノベーションする際は?
現在住んでいる持ち家の一部をリノベーションする、もしくは二世帯住宅として使うために大規模なリフォームをする場合には、その家の住宅ローンの残債があるかないかでも条件が変わることがあります。
住宅ローンが残っている場合
住宅ローンは原則としては「住宅の費用」を含むことが条件になっているため、リノベーション費用のみを借り入れることはできません。しかし、最近ではリノベーション費用を借り入れることができるプランを扱う金融機関も増えているのです。
そのためダブルローンを組むこともできますが相応の返済能力が必要となるため、リノベーション費用を住宅ローンとしてまかないたいのであれば残債分と合わせて他の金融機関へ借り換えるのが現実的となります。
借り換えには取扱手数料など新たに発生する費用もあるため、リフォームローンとどちらがお得なのかを見極めつつ借り換えの金利を優遇してくれるような金融機関を探すなど、慎重に検討する必要があるでしょう。
住宅ローンの返済が終わっている場合
先述したとおり、一部の金融機関ではリノベーション費用のみでも住宅ローンの対象として扱っているケースがあります。しかし、その場合通常の住宅ローンに適用される金利と異なる可能性が高いので、金融機関に詳細を問い合わせてみるのがよいでしょう。
リノベーションは所得税や固定資産税の減税を受けることが可能
リノベーションを行った際、工事の内容やかかった費用が一定の条件を満たしていれば手続きのもと所得税や固定資産税の減税を受けることが可能となります。少しでもコストを抑えたい場合には、その点についてもチェックをしておきましょう。
住宅ローンを利用する場合
住宅ローンを利用し、一定の条件を満たしたリノベーションを行った場合には住宅ローン控除(減税)の適用を受けることが可能です。最大控除額は400万円(40万円×10年間)となります。(2021年度税制改正にともなう特例あり)
返済期間が5年以上のリフォームローンを利用する場合
返済期間が5年以上のローンを利用し、一定の条件を満たしたリノベーションを行った場合には「ローン型減税」の適用を受けることが可能です。最大控除額は62.5万円(12.5万円×5年間)となります。また、返済期間が10年以上のリフォームローンの場合、住宅ローン控除(減税)の対象となるケースもあるようです。
まとめ
リフォームを行う際にはすべてを自己資金でまかなう必要はなく、ローン制度を利用すれば高額な費用に不安を抱く必要もなくなります。その際利用できるローンは「リフォームローン」と「住宅ローン」の2種類があり、リノベーションの内容やかかる費用によってどちらかのローンを選択するのがよいでしょう。
どちらのローンにもメリット・デメリットがあるので、リノベーションのプランに合わせて適したローンを選んでみください。
家のリフォームは「RenoBASE8」におまかせ
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