新築同様になるリノベーション
「せっかく家を建てるなら、新しい家を建てたい」
「誰かが住んでいた家に住むのは気が進まない」
中古住宅を購入し、リノベーションして新居にすることに対して、抵抗がある家族も多いと思います。確かに、リフォーム済みとして売り出されている住宅の中には、中途半端なリフォームが施されただけの住宅もあります。内装と、水回りの住宅設備機器を交換しただけというような家です。
しかし、構造躯体だけを残し、壁や屋根を全て取り払って新しく建て直すリノベーションの場合、新築同様の家に生まれ変わります。
「家族の暮らし方に合わせた間取りにできるのかしら?」
壁や階段を取り壊してしまうので、間取りの自由度は、新築とほぼ変わりません。変えられないのは、土台の形状だけです。壁を残すリフォームの場合、窓の位置が変えられませんが、構造部だけを残すリノベーションでは、窓の位置や大きさも、自由に変えられます。。窓の位置は、住宅の間取りと室内環境に対して、大きな影響を与えます。隣家との距離が近い住宅地では、日当たりと風通しが確保できる位置、外部からの視線が気にならない位置に窓を設けられることも、暮らしやすさには大切な要素です。
また、間仕切壁を取り外したり、付け加えたりするだけのリフォームの場合、階段の位置が変えられないので、間取りの自由度が下がってしまいます。リノベーションでは、階段の位置も自由に変えられるので、非常に高い間取りの自由度があります。その為、家族構成と家族の暮らし方にぴったりな間取りにすることができます。
「見た目はきれいになっても、耐震性は大丈夫なのかしら?」
確かに、築年数の古い家には、もともとも耐震性が低い家が多く、現在の耐震基準を満たしていない上に、経年劣化で、より耐震性が低下している住宅もあります。しかし、中古住宅の売り主側には、ホームインスペクションが実地されたかどうか、実地済みの場合には、どのような状態であったのかを、買い手側に報告することが義務付けられています。
ホームインスペクションとは、専門家による、住宅の状態を確認するための調査です。構造部の耐震性、雨漏りや水漏れの有無、水道管や排水管などの劣化などを調査します。もし、購入を検討している中古住宅で、ホームインスペクションがまだ実地されていなかった場合、ホームインスペクションを依頼することもできます。
ただ、現在の段階で、ホームインインスペクションは、どちらの側がするのかということについて、法的な取り決めがありません。買主側ですることになれば、10万円前後の費用がかかります。もし費用が買主側で負担することになっても、長年に渡り住む場所なので、住宅の状態を知っておくことは非常に重要です。もし購入することになれば、リノベーション前のホームインスペクションは、必須事項です。ただし、調査の結果によって、購入を取りやめる場合には、その費用は無駄になってしまいます。最悪のケースとして、調査中に、他の人が土地を購入してしまう場合もあります。
ホームインスペクションの結果によって、耐震補強や配管設備の補修などにかかる費用が変わってきます。その為、リノベーションは、中古住宅の状態に対して、徹底的な調査の後に行われます。そして耐震性の高さは、自分達が納得できる耐震等級に合わせて、耐震補強が行われます。
「中古の木造住宅は寒そうだけれど…?」
外観や内装がきれいになり、家族の暮らしにあった間取りになっても、夏暑く冬寒い家では、暮らしやすい環境は調いません。夏涼しく冬暖かい家にするためには、断熱性の高さが求められます。リノベーションの際には、屋根、壁、床などに、断熱改修を行い、断熱性の高いサッシや玄関ドアを採用します。その為、目見見える部分だけではなく、断熱性、気密性などの住宅性能も向上させることができます。
中古住宅リノベーションの進め方
「ホームインスペクションとかいろいろ大変そう…」
「どうやって進めたらいいのかよくわからない」
確かに、土地探しや、建売住宅探しより、中古物件探しの方が、チェックしなくてはならないことがたくさんあります。チェックしなくてはならないポイントの見当がつかないという不安もあるでしょう。実は、中古物件探しは、初めにリノベーションの会社を見つけると、安全にスムーズに進められます。
敷地に対して建ぺい率をオーバーしていないかなどは、専門家でなくては判断が難しいからです。築年数の長い建物の中には、建ぺい率や道路からの距離によって、現在に建築基準法の基準を満たしていない住宅もあり、そのような住宅の場合、住宅ローンが組めない恐れがあります。また、ホームインスペクション以前に、専門家であれば、見た目で判断できることもあります。ここはどうかな?という中古住宅が見つかったら、リノベーションの会社の担当者に同行してもらい、そもそもホームインスペクションをする価値があるのか、判断してもらえます。リノベーション会社に、ホームインスペクションの専門家を紹介してもらうこともできます。
中古物件を購入した後は、リノベーション会社が、ホームインスペクションの結果に従って、耐震補強、断熱改修の必要性の度合いを知らせてくれます。その後、自分たちの希望に沿った外観や内装、間取りのプランに合わせて、どの程度の費用が必要になるか、見積もりが出されます。
新築の場合、更地を購入するので必要ありませんが、リノベーションの場合、解体費用と、廃棄物の処理の費用がかかります。ただし、リノベーションの場合、骨組みだけを残すフルリノベーションであっても、新築住宅の建築費の70%程度に費用が抑えられます。費用の大きな分かれ目になるのは、土地の価格です。中古物件付の土地と、更地を比べると、更地の方が土地の費用は高額な場合が多いです。そのような中古物件を見つけられれば、建築費と土地の価格を併せて、かなり費用を抑えることができます。
反対に、築浅で、更地と変わらない程度の価格の家であれば、外壁を壊さないリノベーションにすると、窓の位置は変更できませんが、新築のおよそ半分に建築費を抑えられます。この2つの選択肢があるということを念頭に置いて、希望の地域で、中古物件探しをしてみてはいかがでしょうか?
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RenoBASE8の一軒まるごとリノベーションは、築年数の長い家でも、まるで新築の家のように、見た目も使い勝手も生まれ変わらせます。冬暖かく夏涼しい環境の家、大地震に襲われても家族の命と財産を守れる家が生まれます。
リフォームやリノベーションを検討し始めると、どのくらいに期間と費用がかかるのだろう?工事中はどうやって生活するのかしら?など、様々な疑問が出てきます。どんなことでも、どうぞご相談ください。大事な持ち家を大切にしながら、より暮らしやすい家にすることが、RenoBASE8の基本です。より良い暮らしができる家にしたいという想いを叶えるお手伝いをさせてください。