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一軒家まるごとリフォームの相場と注意点

一軒家リフォーム

住宅設備機器が経年で使いにくくなってきた、家の中が寒い、子供部屋を分割したいなど、築年数が浅く、住宅自体には問題がない場合には、個別の目的の為にリフォームをするケースが多くみられます。

しかし、築年数が30年以上になり、リフォームしたい箇所が複数個所ある場合には、個別のリフォームを繰り返すより、一軒家まるごとリフォームをした方が、結果的に費用を抑えられることがあります。

例えば、屋根の葺き替え、外壁再塗装などは、建材や塗料にもよりますが、10年から15年のスパンでしなくてはなりません。住宅設備機器の耐用年数も、10年程度です。冷暖房の効率が悪く、夏は暑くて冬は寒いというような状態であれば、断熱性能を高めるリフォームも必要でしょう。新築した時期によっては、地震への不安があるかもしれません。

子供たちが独立していき使わない部屋が増えた、または、結婚した子供夫婦と一緒に暮らすには部屋が足りない、というような、大きな間取り変更が必要になる年齢に差し掛かることもあります。

これらの問題が同時期におこった場合には、それぞれを個別にするより、まるごとリフォームをした方が、効率よく暮らしを改善できます。

一軒まるごとリフォームと建て替えの違い

まるごとリフォーム1

「まるごとリフォームするならば、建て替えをした方が良いのでは?」

そう思われる方も多いことと思いますが、ほとんどの場合、建て替えより、一軒家まるごとリフォームの方が、費用を抑えられます。

床面積、住宅設備機器や、建材、耐震性や断熱性などが、すべて同じで、違いは、既存の土台と骨組みを使うか、土台から新しく建てるか、というだけであり、なおかつ増築をしない場合には、登記の申請が必要ないことや、廃棄物の処分費用が抑えられることなどから、その分、費用を抑えられるのです。

建て替えであっても、まるごとリフォームであっても、住宅設備機器や建材のグレードが上がれば、全体の費用は高額になっていきます。

建て替えの場合の制限

建て替えには、敷地の条件による制限が発生します。

敷地が面している道路の幅

自宅の敷地が面している道路の幅が、4メートル以下の場合、今の家より小さな家しか建てられなくなってしまうことがあります。なぜなら、現在の建築基準法では、2メートル以上道路に接していること、土地が面している道路の幅が4メートル以上あることが、接道義務として定められているからです。

このような場合、地震や家事などの際に、緊急車両が通行できなくなる恐れがあるので、道路の中心から敷地内に家を建てる位置まで、2メートルのセットバックが求められます。したがって、敷地いっぱいに建っている家が建て替えをしようとすると、現在の家より小さな家しか建てられなくなってしまいます。

敷地に対する建ぺい率

道路との位置関係や道路の幅に問題がない場合でも、建ぺい率ギリギリまで使って建てられている家の場合も、増築はできません。反対に、高さ制限に関しては、緩和されている部分もあるので、制限内であれば、リフォームで天井を高くする、ロフトを作るなどができます。

一軒まるごとリフォームの場合の制限

一軒まるごとリフォームには、リフォームの工事方法と、現在の住宅の工法による制限があります。

リフォームの工事方法

一軒まるごとリフォームには、骨組みだけ残すリフォームと、外壁と骨組みを残すリフォームがあります。外壁を残すリフォームの場合、窓の位置を変えたり、窓を大きくしたりすることができません。間取りは自由に変えられるのですが、窓の位置やサイズは、間取りに大きく影響を与えるので、その分が間取りの自由度の制限になってしまいます。

骨組みだけ残すまるごとリフォームの場合には、窓のサイズを大きくしたり、窓の位置を変えたりできるので、土台の範囲内であれば、新築同様の間取りの自由度があります。

現在の住宅の工法

現在の家が、在来工法であれば、間取りは自由に変えられます。在来工法は、柱と梁で軸組みを造り、家を支える工法なので、筋交いの入った壁は必要ですが、それ以外の壁は、自由に位置を動かせるからです。しかし、ツーバイフォーやツーバイシックスなど、面で家を支える構法の場合、壁の位置は変えられません。その為、間取りの自由度が低く、希望通りの間取りに変えられない恐れがあります。

一軒まるごとリフォームの魅力

まるごとリフォーム2

建て替えより費用を抑えて、新築同様にできることが、一軒まるごとリフォームの大きな魅力です。現在の家の床面積によっても変わってきますが、新築と違い、1,000万円以下で、新築同様にできるケースもあります。平均的な相場は、1,000万円~2,500万円で、新築同様に生まれ変わり、新築時以上の耐震性と断熱性を備えた家にできます。

ただ、一軒まるごとリフォームの魅力はそれだけではありません。

貴重な建材を活かせる

古民家には、現在では手に入りにくい貴重な建材が使われています。主に、太い梁や柱です。梁や柱に使われている無垢材は、化学製品と違い、経年劣化しません。紫外線を吸収して、色が深まる他に、囲炉裏からの煙や、人間の手から出る油分など、人間の営みによって、色が変化し、艶と味わいが深まっています。

建て替えであれば、そのような貴重な建材を廃棄処分するしかなくなるわけですが、リフォームであれば、新しい家に活かすことができます。

暮らしの知識を間取りに活かせる

新築住宅を建てた人の中で、100%満足している人は、ほとんどいません。多かれ少なかれ、後悔する部分が出てしまいます。しかし、リフォームの場合は違います。何十年も住んだ家なので、どのように間取りを変更すれば、より暮らしやすくなるのかということが、把握しやすいのです。家族の暮らし方に合わせた動線を作るにはどうしたらよいのか、家事負担を減らす為の動線は‥?というようなことが、具体的に浮かんでくるはずです。

また、既に暮らしているので、どの窓からの景観が良いのか、どの窓からは外部からの視線が気になるのか、どの窓からは隣家の生活音が聞こえてくるのかなど、周辺の環境と暮らしの関係性も十分にわかっているので、その知識を間取りに活かせます。

住宅性能を高くできる

築年数にもよりますが、現在築30年以上たっている住宅のほとんどは、断熱性が低く、寒い家が多い状態です。また、耐震性能も、現在の耐震基準を満たしていません。リフォームで生まれ変わる部分は、外壁や内装、間取り、住宅設備機器など、目に見える部分だけではありません。目に見えない住宅性能が高くなるので、快適で安全な暮らしができる家に生まれ変わります。

断熱

断熱性能が上がると、暖房をしている部屋と、暖房をしていない浴室や洗面所、トイレ、廊下、玄関の温度差が小さくなります。また、ほとんどの家庭では、就寝前に冷暖房を止める、またはタイマーで、寝入る頃に冷暖房が停まるように設定しています。その為、冬の朝は、室温が低下します。夏は、夜中に厚くなって寝苦しくなることがあります。しかし、断熱性高くなると、冷暖房を止めた後に、急激に温度が変化するということが起こらなくなります。

このことは、快適なだけではなく、家族の健康にも良い影響を与えます。

耐震

耐震基準は、大きな地震が発生する度に改正されています。その為、築年数が長くなると、耐震基準を満たさない家になってしまいます。また、新築時に、十分な耐震基準を満たしていたとしても、水回りからの水漏れや雨水、シロアリの被害によって、耐震性が低下している恐れもあります。一軒まるごとリフォームでは、耐震補強もするので、安心です。

■ ■ ■

建て替えや、部分的なリフォームを検討されている方も、まるごとリフォームも選択肢に加えて検討してみませんか?まずは、様々な事例をご覧になり、参考になさってください。

1,000万円以下で一軒まるごとリフォームをした事例から、2,000万円以上かけた事例まで、様々な事例がございます。ぜひご覧ください。

リフォーム施工事例

リフォームやリノベーションを検討し始めると、どのくらいに期間と費用がかかるのだろう?工事中はどうやって生活するのかしら?など、様々な疑問が出てきます。どんなことでも、どうぞご相談ください。大事な持ち家を大切にしながら、より暮らしやすい家にすることが、RenoBASE8の基本です。より良い暮らしができる家にしたいという想いを叶えるお手伝いをさせてください。

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著者情報

RenoBASE8 編集部

RenoBASE8 編集部

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