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古民家リノベーションで快適な古民家暮らしを実現するには?

古民家リノベーション

合理的な箱形の家が増える中、古民家に魅かれる人も少なくありません。古くからの日本の知恵と美しさが集結した古民家で暮らしてみたいと考えるからではないでしょうか?

それでも、東京から離れると通勤が大変だから…と古民家で暮らす=単なる夢と思っている人がほとんどです。しかし、コロナの影響で、住まう地域選びは広がりました。テレワークが増え、通勤、通学の回数が減った人が増加しているからです。

同時に、現代の暮らしに慣れている人間にとって、古民家で暮らすことは、現実的なのだろうか?とも考えると思います。古民家を古民家の良さを残したまま、暮らしやすい家にするためには、何が必要なのかということについて、考えていきましょう。

古民家で改善しなくてはならない部分と解決方法

古民家には、現代に暮らしに慣れた人にとって、暮らしにくさを感じる部分が少なからずあります。具体的に、どのような部分に暮らしにくさがあるのでしょうか?

寒い

現代の住宅は、省エネの為、優れた断熱性と気密性を備えています。天井、壁、床に断熱材、窓や玄関には、複層ガラスや樹脂サッシが使われています。その結果、冷暖房をしている部屋としていない部屋の温度差が少なく、効率よく快適な室温を維持できます。

一方、古民家には、断熱性と気密性がほとんどありません。隙間風が多く、窓には1枚ガラスが使われています。広縁に面して、掃き出し窓が連なっているので、夏は風通しが良く涼しいのですが、冬は非常に冷える家になってしまいます。

現代の家は、床面積を効率よく使うため、広縁のない家がほとんどです。しかし、広縁には、お客様を玄関から誘導する際の格式を高める、冬には暖かい陽射しの中で庭の景観を楽しめるなど、生活にゆとりを与えてくれる良さがあります。広縁を無くすのではなく、断熱性を高めることで、居心地の良い空間を造り出せます。

古民家リノベ キッチン

加えて、キッチンが土間になっている間取り、玄関に広い土間がついている間取りも多くあります。キッチンの土間は、野菜くずなどを落としてしまっても、きれいに洗い流せる、泥付き野菜などを床におけるという良さがあり、玄関の広い土間は、雨の日に作業をしたり、ちょっとした来客を応対したりするためのイスやテーブルを置くこともできる便利な場所です。

しかし、土間があるせいで、非常に冷える場所になってしまうという面もあります。土間のあるダイニングキッチンは、朝の食事の支度が辛い、寒くて食事をゆったりできない、という状況を作ってしまうこともあります。

この事例では、ダイニングキッチンの土間と、土間に続く段差をなくし、リビングと繋げて、暖かく使い勝手の良いLDKに生まれ変わらせています。この他には、土間はそのまま残し、床、壁の断熱性を高める、土間との段差を安全な段差にするなどの方法で、土間を残すという考え方もあります。

リノベーションで寒さを解決する

断熱改修をすることで、家全体の断熱性と気密性を確保し、暖かい家にできます。天井、壁、床、窓や玄関ドアの断熱性の高い建材を使う、窓のサイズを小さくするなどの改修がおこなわれます。リノベーションには、現在の家屋の状態に応じて、骨組みだけ残し、外壁を壊して、造り変える方法、または、外壁は残す方法が選ばれます。そして、その方法の違いに合わせて、壁の内側から断熱、外壁の外側から断熱など、最適な断熱改修が行われます。

暗い

古民家 ランマ

古民家の間取りは、陽射しの溢れる場所と、陽射しの届かない場所がはっきり分かれています。広縁に面した和室は明るいのですが、奥の部屋には陽射しが届きません。これは、古民家の居室が、田の字型に並ぶ続き間になっているからです。続き間は、襖の開閉によって、部屋を繋げたり、個室にしたりできる便利さがありますが、窓のない部屋ができてしまうため、奥の部屋には陽射しが届かない、という問題がある間取りでもあります。

リノベーションで寒さを解決する

柱の位置を変えずに、窓のない部屋を無くす間取りに変える、光が通りぬけるランマに変える、出入り口などの建具に、透過性のあるタイプを使う、反射光を利用して、陽射しが届かない場所に明るさを届ける設計にする、などの方法を採り入れることで、暗さを解決できます。

 

水回り

 

古民家 キッチン

現代の生活に慣れている人にとって、最も馴染めない部分が、古民家の水回りではないでしょうか?掃除がしにくい、汚れやすいなど、清潔な状態を維持するためには、相当な手間がかかるからです。

ヒノキ風呂や、凝ったタイル飾りの浴室など、現代も、浴室にこだわりのある家には、在来工法の浴室が導入されています。しかし、ほとんどは汚れにくく、掃除がしやすい、冷えない床、冷めない浴槽などを備えた、使い勝手の良いシステムバスが採用されています。

また、料理研究家など、キッチンにこだわった家では、造作キッチンが採り入れられることもありますが、基本は、システムキッチンです。様々な機能がついていて、手軽に調理や、掃除ができるように工夫されています。トイレはウォッシュレット付きの洋式トイレ以外は、使ったことがないという人がほとんどだと思います。

リビングと違い、浴室やトイレは、長時間過ごす場所ではありません。しかし、水回りは必ず毎日使う場所であり、家の中で最も清潔にしておきたい場所です。その生活に慣れている人にとって、古民家の水回りは、非常に使い勝手が悪いのですが、リノベーションの際に、すべて交換し、使い勝手の良い水回りに一新できます。

間取り

古民家リノベーション間取り図

古民家に多い田の字型の間取りは、日当たりが悪くなるだけではなく、家族の動線、プライバシーにも大きな影響があります。部屋を横切らないと、家の中の移動ができないからです。部屋を横切らなくては移動できない間取りは、移動の効率が悪いことに加えて、各居室のプライバシーが確保できません。

リノベーションでは、間取りを変更し、居室と居室の間に廊下を設けて、移動の効率を良くするとともに、プライバシーを確保する、ダイニングキッチンとリビングを繋げて、回遊できる家事動線を作るなどの方法で、暮らしやすい家に変えられます。

地震への備え

古民家は当然のことながら、現在の建築基準法を満たす耐震性能は持ち合わせていません。しかし、古民家の中でも、大昔に建てられた伝統工法の家は、昔の人の知恵で、免震構造で造られています。基礎部分がすべて地面に面している現在の在来工法とは違い、柱が石の上に載っていて、基礎の部分が地面と繋がっていないという造りです。最先端の耐震技術である免震構造と同じ理屈で、家を浮かせることで、揺れを回避するという考え方です。

しかし、現在残る古民家のほとんどがそうであるように、徐々に、コンクリートの基礎の上に建てる古民家が増えていきました。それは、1950年に建築基準法が定められたからです。その後、伝統工法の家は、大地震が発生する度に、変換し続ける建築基準法の耐震基準につじつまを合わせる為、徐々に造り方が変わっていきました。中には、本来の伝統工法の家が持つ免震性はない、しかし最新の耐震基準も、持ち合わせていないという、地震に対しては危険な家も少なくありません。もし昔ながらの石の上に柱が乗っている、というような純粋な伝統工法の古民家でない場合には、耐震改修が必要です。

 

古民家リノベーションでは、梁や柱など、現代の家には使えないような貴重な建材や、広縁などの贅沢な空間は残し、動線、水回りの使い勝手、室内環境を暮らしやすく生まれ変わらせます。

古民家リノベーションの施工事例もございますので、ぜひご覧ください。

リフォーム施工事例

リフォームやリノベーションを検討し始めると、どのくらいに期間と費用がかかるのだろう?工事中はどうやって生活するのかしら?など、様々な疑問が出てきます。どんなことでも、どうぞご相談ください。大事な持ち家を大切にしながら、より暮らしやすい家にすることが、RenoBASE8の基本です。より良い暮らしができる家にしたいという想いを叶えるお手伝いをさせてください。

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著者情報

RenoBASE8 編集部

RenoBASE8 編集部

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