和室リフォームにかかる費用相場とおすすめの間取りを紹介
長年住んでいる家の和室をリフォームしたいと考える人もいるのではないでしょうか。
和室のリフォームは、和室のままきれいな状態にする、和室ではなく別の間取りとしてリフォームをするという2種類があります。
人によってどのようなリフォームをするかは異なりますが、今回は和室をリフォームする際にかかる費用や、和室のリフォーム内容についてまとめました。
・和室リフォームにかかる費用相場を紹介します。
・和室をリフォームする際のアイデアをいくつか紹介します。
・部分的にリフォームをする際の注意点が理解できます。
目次
■和室のリフォームにはどれくらいの費用がかかる?
■和室リフォームをするならこんなプランがおすすめ
■和室をリフォームする際の注意点
■まとめ
■住みやすい間取りのリフォームは「RenoBASE8」におまかせ
和室のリフォームにはどれくらいの費用がかかる?
和室のリフォームにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
通常、リフォームにかかる費用はリフォームの内容や広さなどによって変動しますが、和室リフォームにかかる費用は51万円~100万円の価格帯が多くなっています。
費用とリフォーム内容の関係をみてみると、畳や壁を張り替えたり、畳からフローリングに張り替えるといった比較的小規模なリフォームであれば費用を安く抑えることが可能です。一方、掘りごたつにする、和室から洋室へのリフォームなどは30万円~50万円前後となります。
どのような部屋にリフォームするのか、それによって使用される素材や工事費も異なるので、まずはどのようなイメージでリフォームをするのかをよく検討していきましょう。
和室リフォームをするならこんなプランがおすすめ
和室リフォームをする際、和室としての特徴を残しつつ今よりもきれいな空間にしたいのであればリフォームするべきポイントを紹介していきます。和室のリフォームで重要なことは、必要な部分だけリフォームすることです。その点を意識して、リフォームプランを立ててみましょう。
和モダンにリフォーム
和の雰囲気を残しつつ、洋の要素を取り入れた「和モダン」なデザインが人気です。畳や障子など日本家屋の特徴を活かしながら、モダンなデザインの建具や窓など現代の機能性を加えることでおしゃれな空間となります。
また、照明などをペンダントライトのようなおしゃれなデザインにするのもおすすめです。和モダンにリフォームする際、襖(ふすま)や壁紙の配色を変更するだけでも部屋の印象が大きく変わるでしょう。あらかじめポイントを決め、部分的に必要なリフォームを行うのがおすすめです。
小上がり和室にすることでおしゃれな空間に
元々和室であるスペースを小上がり和室にすることも可能です。小上がりはリビングと隣接していますが、空間が段差によって分けられています。そのため、リビングのデザインのアクセントとして印象に変化をもたらすことが可能です。
また、和室を小上がりスペースにすることで小上がりの下のスペースを収納として活用することもできます。小上がり和室をつくる場合、畳を新調し小上がりを新しく施工する方法と、小上がりとして完成されているものを設置する方法があり、それぞれ50万円~100万円前後の予算をみておくとよいでしょう。
間取り自体を大きく変えることも可能
元々和室であった空間を一新し、フローリングの洋室にすることも可能です。人によっては和室の壁を撤去し、リビングと一体化させリビング全体を広くすることもあります。壁の撤去費用などは掛かりますが、リビングを広々と使いたい人にとっては有効な手段といえるでしょう。
リフォームは間取りを大幅に変更することも可能なので、生活スタイルの変化や家族構成に合わせて最適な間取りに変更するのがおすすめです。
和室をリフォームする際の注意点
長年使用した和室をきれいな状態にリフォームする・洋室につくり変える際、それぞれリフォームする箇所によって注意すべき点があります。また、施工範囲や施工内容によって費用も変わるため、あらかじめそれらを確認し、プランを立てていきましょう。
畳からフローリングにする際
一般的な広さである6畳から8畳の和室をフローリングに変更する場合、かかる費用は10万円~35万円前後です。床材の変更工事は、通常畳を撤去しフローリングを張るだけではなく、下地材の設置作業も行われます。
フローリングは厚さが12mm程であるため、畳を剥がした後に下地工事を行い、隣接するフロアとの段差調節をする必要があるのです。そのほかにも根太(ねだ)という横木の間隔を調整するなどの作業があります。
フローリングリフォームを行う際、価格を安く抑えたい、掃除をしやすい床材にしたいのであれば「クッションフロア」がおすすめです。畳をクッションフロアに張り替える際には、フローリングの半分ほどの費用で可能な場合もあります。
壁や天井クロスをリフォームする際
和室の壁紙や天井クロスを洋室仕様のものに張り替える際、6畳~8畳の和室であれば10万円~20万円前後が相場となります。壁や天井クロスのリフォームを行う際には単位(m、㎡)によって料金が変わるため、必ず見積もり書を確認しましょう。
壁と床のつなぎ目を巾木(はばき)や廻り縁(まわりぶち)で仕上げることで、家具や掃除機などを直接壁にぶつけることがなくなります。これは和室でも洋室でも取り入れられている手法です。
壁の種類は?
家の壁の種類は和室と洋室で異なります。和室の場合、柱を露出させる真壁(しんかべ)が多く、洋室は柱を壁で見えなくする大壁(おおかべ)であることが多いです。そのため、和室を洋室にする場合には、真壁を大壁に変更しなければなりません。
その際、耐火ボードを貼る、壁の厚みを調整するといった作業も必要となるのです。この作業は15万円~25万円程の費用がかかるため、予算について不安なことがあればまずは施工業者に相談してみるのがよいでしょう。
押し入れをクローゼットにする際
元々和室にある押し入れをクローゼットにする場合、かかる費用は6万円~25万円前後とされています。襖を残したまま、中に棚を設置する場合には2万円~10万円前後と価格を抑えての施工が可能です。
一方、元々の収納スペースが広かったり、ウォークインクローゼットに変更し利便性を図りたいのであれば予算も50万円前後をみておくとよいでしょう。その場合、扉は手前に開くタイプの「折れ戸」にすると使い勝手がよくなります。
襖を洋風にするなら
襖(ふすま)を洋風のドアに付け替える場合、1ヶ所あたり3万円~20万円前後の費用がかかります。扉の種類としては前後に開閉する「開き戸」と左右に開閉する「引き戸」がありますが、和室として使用するのであれば「引き戸」がおすすめです。
また、引き戸の特徴は扉を開けた状態でも邪魔にならない、ストッパーなどを使用すれば子供や高齢者でも手を挟む心配がなく安全に使えるといったメリットがあります。家族構成によって最適な扉を設置しましょう。
まとめ
和室のリフォームにかかる費用は50万円~100万円前後が多いとされていますが、和室のリフォームは部分的なものも多いため、10万円前後で完結する場合もあります。どのようなリフォームを行いたいかによって費用は異なるため、まずはしっかりとプランを立て、見積もりを確認しリフォームを行いましょう。
和室には和室のよさがあるため、いつまでも和室として利用したいと思う人がいる一方、生活スタイルが変わったことにより和室である必要がなくなる人もなかにはいます。そのような住む人の希望に合わせてリフォームが可能であるため、ぜひ今回の記事を参考に、自身の暮らしに合ったリフォームを検討してみてください。
住みやすい間取りのリフォームは「RenoBASE8」におまかせ
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