古い家のリフォームで注意すべきこと|牛久・龍ケ崎・阿見のリノベーション施工事例と費用
費用を抑えて自由な間取りを作れるリフォームやリノベーションは魅力的な選択肢ですが、築年数が経っていると耐震性や劣化などが気になりますよね。
古い家にお金をかけても、しばらくしたら住めなくなってしまうのではと心配する方は少なくありません。
そこで今回は、築年数が古い家のリフォームにスポットをあてて、注意すべきポイントや費用相場などをまとめていきます。
実際に築年数の多い住まいをリフォーム・リノベーションした実例も、写真付きでご紹介します。
茨城県 牛久・龍ケ崎・阿見 千葉県でリノベーションやリフォームをお考えの方は是非、ご参考ください。
目次
■築何年から古い家になるの?
■古い家のリフォームで注意すべきポイント
■古い家のおしゃれなリノベーション事例
■古い家のリフォームでよくあるギモン
■古い家のリフォーム費用相場は?
■築何年から古い家になるの?
戸建て住宅の状態は構造や雨風の状況によっても変わりますが、大体築30年ごろからメンテナンスすべき項目が増えてきます。しかし100年以上経っている古民家もリフォームできるくらいですから、リフォームできないことはありませんので安心してください。
■古い家のリフォームで注意すべきポイント
リフォームを検討することが多い築年数を3つに分けて、それぞれの年数で注意すべきポイントをまとめました。
・築30年~
このくらいの年数になると、一般的な内装リフォームに加えて給排水管や電気配線など見えない部分の交換が必要になってきます。壁紙やフローリングの張り替えと同時に行えば費用を節約できますので、基本的に同時に検討しましょう。
また床下や天井裏など、普段隠れている柱や梁の腐食やシロアリ被害の可能性も増えてきます。表面だけをきれいにするのではなく、見えない部分をしっかり事前調査するようにしましょう。
築30年以上の戸建て住宅は、現代の住まいとくらべると断熱性が不足しているケースも多いです。目に見えない性能ですが快適性に大きく関わりますので、ペアガラスや断熱材の施工なども検討してみてください。
・築40年~
40年以上前に建てられた建物は、1981年に改正された建築基準法の「旧耐震基準」に則っている可能性があります。
- ・旧耐震基準:震度5強程度の揺れでも耐えられるレベルを想定
- ・新耐震基準:震度6以上の地震に耐えられるレベル想定
簡単に分けると上記のような違いがあり、すぐに倒壊してしまうわけではありませんが、大きな地震が来たときのリスクは大きくなります。命に関わるのはもちろんですが、ひび割れなど建物の耐久性にも影響してきます。築40年前後の建物は、リフォーム前に耐震診断も実施するのがおすすめです。
・築50年~
この年代の建物になると、メンテナンスをしていても細かい部分が寿命を迎えるため交換すべき箇所が多くなります。特に雨風から木部を守る屋根・外壁部分は、一度も交換していないなら優先してチェックすべきポイント。
外壁屋根は塗装メンテナンスをしていた場合でも、長年使うとひび割れやサビなどの劣化が進みます。ぱっと見きれいな状態でも雨水が染み込んでいるケースがありますので、しっかり調査しましょう。
■古い家のおしゃれなリノベーション事例
実際に築年数が経った古い家をリノベーションした実例を写真つきでご紹介します。
事例①
築40年以上のお住まいの水回りとLDKを、新築同様の使い心地とデザインに仕上げた事例です。
リフォーム前は年代を感じさせる内装で、昔の間取りのためゆっくりできるスペースも不足していました。
新しいLDKはリビングを見渡せる対面キッチンで、明るく清潔感のある空間に。
水回りも一新して、新築同様の暖かく便利な使い勝手に仕上げました。
事例②
築30年を超えて劣化が気になる水回りを中心としたリフォームです。
水回りは特に劣化や使い勝手の悪さが気になる部分ですから、新しくすると一気に住まいがよみがえる費用対効果の高いリフォームです。
■古い家のリフォームでよくあるギモン
実際に長く暮らした家のリフォームを考えるとき、よくあるギモンについてまとめました。
・建て替えとどちらが良いですか?
古い家のリフォームを考えるときは、建て替えとどちらが良いのか判断が難しいですよね。
【回答】⇒メリット・デメリットをしっかり吟味しましょう
リフォームと建て替えはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自宅の状況や将来設計に合わせて選ぶことが大切です。簡単にそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
建て替え | リフォーム | |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
例えば、転勤の可能性があって数年間限定で暮らすならリフォームの方が良いですよね。逆に構造上の理由でリフォームでは理想の間取りにならないなら、建て替えの方がメリットは大きいかもしれません。状況に合わせて、しっかり吟味しましょう。
【関連コラム】⇒リフォームor建て替え比較。費用・メリット・リノベーションとの違いも
・自分でDIYリフォームするのはアリ?
最近はYouTubeやブログなどで、古い家のDIYリフォームを公開する方も増えていますね。古い家なら多少の失敗は気になりませんし、費用を抑えられるセルフリフォームを検討する方も多いようです。
【回答】⇒時間と情熱があるならアリです
家を建てたことのない一般の方でも、時間と労力をかければDIYリフォームは可能です。自分の手でリフォームすると愛着がわきますし、工賃がかからないのは大きなメリットですよね。
ただし、給排水管工事や電気配線工事など、資格がないと施工できない部分も多くあるため、自分で100%こなすのは難しいかもしれません。大工工事は資格がなくてもできますが、ビスや釘が緩んで壁や天井が落ちるなど、ケガにつながる可能性もあります。
最近はプロ仕様の材料や工具もインターネットやホームセンターで簡単に手に入りますが、工事によっては必要な道具を揃えると意外とお金がかかるケースも。
DIY自体を楽しむことができるならアリですが、費用対効果を考えるとプロの仕事に任せた方が良いかもしれません。
・古い家の寿命はどれくらいですか?
せっかくお金をかけてリフォームするのですから、実際どれくらいの期間暮らせるのかは特に気になるポイントです。
【回答】⇒補強次第で限界はありません
結論としては、木造住宅の耐用年数は補強次第で何年でも伸ばすことができます。
現代の住宅で使われている木造軸組工法は、数百年前のお城やお寺で使われていた技術と基本的には同じです。同じ木造でも100年以上経っている建物は珍しくありませんから、戸建て住宅も同じように長く使うことは可能です。
ただし、雨風による木部の腐食やシロアリ被害など、状況によっては補強に多くの費用が掛かるケースもあります。繰り返しになりますが、リフォームと建て替えを良くくらべて、状況に合った選択をしましょう。
【関連コラム】⇒中古戸建て+リフォームで何年住めるか|木造住宅の寿命を伸ばすメンテナンス
■古い家のリフォーム費用相場は?
建て替えとくらべると費用が安いリフォームですが、実際の相場も気になるところです。
・費用相場
築年数が経っている家のリフォームで多い項目をピックアップして、それぞれの費用相場を見てみましょう。ただしどのリフォームも住まいの状況や選ぶグレードによって費用は大きく変わります。あくまで目安として考えてみてください。
・水回り交換(トイレ・洗面・ユニットバス・キッチン)
150~200万円
・耐震補強
100~300万円
・内装を一新(クロス・フローリング・建具交換)
300~500万円
・外装を一新(屋根・外壁張り替え)
300~400万円
大きな分類の目安としては上記の通りで、古い家を新築同様にフルリフォームする場合1000万円前後になることが多いです。しかしリフォームは費用を調節しやすく、例えばキッチンは交換したばかりなら活かして費用を抑えることができます。
・補助金を活用する
古い家のリフォームでは、国や自治体が運用する補助金/助成金を使えることが少なくありません。
- ・バリアフリーリフォーム
- ・断熱リフォーム
- ・二世帯同居リフォーム
- ・耐震リフォーム
ざっと挙げるだけでも上記のリフォームが対象になる可能性があり、うまく活用することで費用を抑えられます。こうした補助金制度はニュースにならずひっそりと始まることも多く、見逃してしまうことも少なくありません。
申請手続きなどもありますので、私たち施工店のサポート体制をチェックしてみてください。プランに合わせてお得になるアドバイスをしてくれる施工店を見つけましょう。
■まとめ:古い家のリフォームは事前調査をしっかりと
費用を抑えて新築のように生まれ変わるリフォームですが、建物の状態を見逃してしまうと寿命を縮めることになります。築年数が経った古い家のリフォームでは、必ず見積もり前にしっかり事前調査を行う施工店を選びましょう。
建物の劣化や耐震強度を確認することで、着工後に見積もり金額が増えるトラブルも防ぐことができます。見積もりを依頼する前に、私たち施工店の事前調査体制をチェックしてみてください。
RenoBASE8は一般住宅から築100年以上の古民家まで、どのようなお住まいのリフォーム・リノベーションもご相談いただけます。創業100年以上の技術を活かし、お客様の大切なお住まいもしっかり事前調査いたします。年数の経ったお家のリフォームも、ぜひお気軽にお問い合わせください。