牛久・龍ケ崎・阿見で古民家リノベーションをするなら費用はどれくらい?メリット・デメリットも

リノベーション後の古民家外観

おしゃれで伝統ある古民家リノベーション。デザインは魅力的ですが、かかる費用やデメリットも気になりますよね。

そこで今回は、古民家リノベーションのメリットやデメリット、費用について実際の事例を見ながら解説していきます。間取りの参考にもなりますので、古民家ファンの方はぜひチェックしてみてください。


目次
1.古民家リノベーションとは
2.古民家リノベーション事例
3.牛久・龍ケ崎・阿見で古民家リノベーションをするメリット
4.古民家リノベのデメリットと対策
5.おすすめの取り組み方


 

1.古民家リノベーションとは

リノベーション後のキッチン

日本の伝統工法で建てられた古い住まいを、現代的な使い勝手と性能に作り変えるのが古民家リノベーションです。

 

古民家は法律などで明確に定義されていませんが、一般財団法人全国古民家再生協会では次のように定義しています。

一般的に古民家とは建築後50年経過した建物とされるが、
一般社団法人全国古民家再生協会での「古民家」の定義は、昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」すなわち伝統構法とする。

引用元:http://www.g-cpc.org/%E3%80%8C%E5%8F%A4%E6%B0%91%E5%AE%B6%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 

目安としては、釘や金物を使わない伝統工法の築50年以上の建物のリノベーションが古民家リノベーションと呼ばれます。とはいえ言葉だけではイメージが難しいですから、次の章で具体的な事例を見てみましょう。

 

2.古民家リノベーション事例

 

【事例1】茨城県龍ヶ崎市:築150年

新旧を調和させた古民家リノベーション

  • 築年数:150年
  • 施工面積:180平方メートル
  • 費用:1,400万円

リノベーション前の外観

築150年の歴史ある古民家の外観です。そのままでも十分画になりますね。

リノベーション前の内観

内観も伝統的な趣のあるデザインです。立派な柱や梁が使われています。

リノベーション後の外観

基本的な造りは残しつつ、新しく清潔感のある外観に仕上げました。

既存の柱や梁もおしゃれなアクセントに

内装は立派な柱や梁を活かしつつ、おしゃれな和モダンテイストにリノベーション。

リフォーム前の間取り図リフォーム後の間取り図

【リノベーション前後の間取り図や写真もチェック】

 

 

 

【事例2】千葉県香取市:築100年

リノベーション後の古民家外観

  • 築年数:100年
  • 施工面積:106平方メートル
  • 費用:1,400万円

築100年のリノベーション前古民家

築100年の立派な古民家です。歴史ある旅館や料亭のような趣のある外観ですね。

リノベーション後の外観

日本家屋ならではの外観は活かしつつ、新築のようにリノベーション。アルミのサッシや玄関引き戸で意匠性と断熱性もアップしています。

古民家ならではの間取り

古民家ならではの広縁は残し、新しいサッシ越しにお庭が眺められる素敵な空間に。

リノベーション後のトイレ

トイレなど水回りは最新設備に一新。手すりも設置して長く住めるようになっています。

工事前の古民家

工事前の写真もチェック

 

3.牛久・龍ケ崎・阿見で古民家リノベーションをするメリット

工事中の古民家

長い年月を経た古民家のリノベーションは、普通の住まいとは違ったメリットがたくさん。おしゃれなだけじゃない、意外なメリットも持っています。牛久・龍ケ崎・阿見で古民家リノベーションをされる方は是非、ご検討ください。

 

・耐久性が高い

古民家と聞くとどうしても古くてもろいイメージを連想してしまいますが、実は耐久性が高い建物が多いです。そもそも長い間たくさんの地震を経ても倒壊しなかった実績が、高い耐久性の証明といっても良いでしょう。

 

木材資源が豊富な昔の日本の住宅では、地元産のしっかりした木を使った太い柱や梁が使われていることが多いです。こうした高強度の木材は、雨風による腐食さえなければ数百年強度を保つとも言われています。リノベーションでしっかり補修・補強をしてあげれば、この先数十年しっかりと家族を守ってくれる頼もしい我が家になるでしょう。

 

・地域の気候に合った暮らし

統一された規格で画一的につくる現代の住まいと違い、古民家はその土地に合わせたオーダーメイドの造りをしています。もともと日照や雨風など地域の気候に合わせた暮らしができるようになっているため、一年中快適に暮らすことができます。

 

今のようにエアコンが無かった時代は、風の通りも計算して夏の暑さをやり過ごせる様な間取りが必要でした。土地の日当たりや風向きに配慮して建てられた家の構造は、現代の暮らしでも十分なメリットがあります。

 

・シックハウス症候群を防ぎやすい

いわゆる古民家と呼ばれる昔の家は、今では当たり前となった合板や集成材などの工業製品の使用が少ないのが特徴です。建物の骨組みである土台や柱に木から切り出した無垢材が使用されているため化学物質が無く、シックハウス症候群やアレルギーを防ぎやすいのは大きなメリットといえるでしょう。

 

体が小さくアレルギー物質に敏感な赤ちゃんや、嗅覚の鋭いペットが居るご家庭も安心です。これから数十年暮らすことになる我が家ですから、毎日健康な空気の中で暮らすことは持病が無い方にとってもメリットになります。

 

・オリジナルのおしゃれな間取り・デザイン

太い梁や柱、木を使った豪華な装飾など、古民家のデザインは日本文化を象徴するものといっても過言ではありません。現代の家づくりにはない伝統的な間取りやデザインは、裏を返せば他と被らないオリジナルデザインになり得ます。

 

既存の物を上手に活かしながら新しい間取りやデザインと融合できるのがリノベーションのメリット。現代の使い勝手や新しいデザインを採り入れつつ、古民家ならではの良さも残すと古民家リノベーションならではの我が家になりますよ。

 

4.古民家リノベのデメリットと対策

古民家の屋根工事

一般住宅とは構造や築年数が大きく異なる古民家リノベーションならではのデメリットや注意点もあります。取るべき対策と合わせてチェックしていきましょう。

 

・建物が劣化しているケースがある

前述したように建物の構造は強いことが多い古民家ですが、長い年月によって劣化している可能性があるのはデメリットといえます。建物が本来の耐久性を保つためには定期的なメンテナンスが必要ですが、放置された古民家などは雨漏れなどをきっかけに劣化が進んでいる可能性もあります。

 

また、木造住宅では無視できないシロアリ被害を受けている古民家も多いです。シロアリは建物の土台や柱といった構造体を食い荒らして強度を下げてしまうため、被害にあうと本来の耐震性を保てません。古民家は家の門や生垣など雨風にさらされる場所が多く、そこに巣くったシロアリが母屋に移る可能性が高いです。

 

建物の劣化に気付かず見積もりを進めてしまうと、解体時に発覚して予想外の費用負担となります。万が一気付かずに工事が終わってしまうと、見えない部分で劣化が進む危険な状態になるケースも。

 

【対策】⇒事前調査をしっかり実施する

古民家の劣化具合をしっかり把握するために、リノベーション前に床下や小屋裏など目に見えない場所もしっかり事前調査することが大切です。柱・土台・梁などの劣化を発見して対策を取っておけば、着工後に予算がかかったり危険な目にあったりすることがありません。

 

RenoBASE8は目で見て分かる部分だけでなく、構造までしっかりと事前調査を実施します。年数の経った古民家リノベーションや、これから古民家を探す方もお任せください。

床下調査

床下調査について

小屋裏調査

小屋裏調査について

 

 

 

・断熱性が低く暑い/寒い

古民家をはじめとする純和風住宅の壁は、柱を露出する「真壁工法」が用いられているため、基本的に断熱材が入っていません。昔の木のサッシなど開口部の気密性が低い箇所も多いです。断熱性/気密性は建物の安全性には直結しませんが、低すぎると夏暑く冬は寒い家で光熱費も余計にかかってしまいます。

 

風通しが良いのは夏場メリットですが、今は昔と比べて平均気温も上がっているため、エアコン無しの生活は危険。そのままの断熱性では快適に暮らすことは難しいでしょう。

 

【対策】⇒省エネ診断で現代の性能に

一年中快適に暮らす住まいを目指すためには、断熱性と気密性を詳しく調べる省エネ診断が必要です。壁裏・床下・天井の断熱材の有無や構造を調べ、どのような省エネ化工事が必要なのかを見積もりに盛り込みます。断熱材の追加や気密性と断熱性の良い二重サッシを導入することで、最新の性能にバージョンアップすることが可能です。断熱工事単体だと大きな費用が掛かりますが、リノベーションと一緒に実施すれば解体費などのコストも削減できてお得です。

 

RenoBASE8は建物をしっかり調べて、断熱工事の予算と光熱費のシミュレーションもご提案します。

断熱工事中の様子

断熱・省エネ診断

 

・費用が多くかかるケースも

上で述べたように古民家は劣化具体や断熱性能によっても工事費用が変動するため、当初の予想より費用がかかるケースも少なくありません。年数が経っている伝統工法の建物は釘や金具を使わない特殊な構造の場合もあり、新しい柱や梁とつなぐのが大変な場合も。新しい建物のリフォーム・リノベーションより高い技術を求められるため、単価の高い腕の良い職人でないとできない点もコストダウンが難しい理由の一つ。

 

【対策】⇒部分リノベなど施工範囲で調整する

リノベーションのメリットは予算を調整しやすい点です。古民家全体のリノベーションが予算オーバーの場合、優先度の低い場所を後回しにして予算内に収める手もあります。

 

例えば住まいの中心であるLDKは優先して、和室は畳と壁だけ新調して次のリフォームタイミングでリノベーションするといった具合です。昔ながらの古民家の間取りは部屋数が多いため、あまり使わない部屋もあるでしょう。そのようなエリアは予算を抑え、内装が古くなってきたタイミングで無駄のない部分リノベーションが可能です。

 

5.おすすめの取り組み方

リノベーション中の古民家

古民家リノベーションは、知り合いに話を聞いて参考にするのが難しいですよね。そこで、おすすめの取り組み方を2つご紹介します。

 

・古民家暮らしを体験してみる

もし古民家を購入してリノベーションを検討するなら、実際の古民家暮らしを体験してみるのがおすすめ。実際の間取りやデザインなどを体験すれば、好みの方向性が見えてくるでしょう。最近は自治体が主催する古民家見学ツアーや、古民家を改修したホテルなども豊富です。実際に目で見て触れると、暮らしをイメージしやすくなりますのでぜひ活用してみましょう。

 

・カフェやレストランのデザインを参考にする

おしゃれな古民家リノベーションを手軽に体験する場としては、カフェやレストランなどもおすすめです。近所や旅行先などで、食事やお茶のついでに内装を見学して好みのデザインを参考にしましょう。もしお店の方に許可が取れれば、写真を撮らせてもらうのもおすすめ。プランニングの際にデザイナーに見せていただければ、好みのデザインに近づけやすくなりますよ。

 

まとめ:古民家リノベーションは専門店にお任せ

和室を残したリノベーション実例

メリットや魅力がたくさんの古民家リノベーションですが、注意すべきポイントもたくさんあります。高度な伝統工法で建てられた古民家の解体や再生は、高い技術を持った職人でないと難しいでしょう。古民家リノベーションは、技術と経験があるリノベーション専門店にお任せください。

 

RenoBASE8は多くの古民家を再生してきた経験と知識をもとに、理想のリノベーションをしっかりサポート。古民家物件探しからローンなどの資金計画も含め、リノベーションの悩みはなんでもご相談ください。気軽に参加いただけるリノベーション勉強会も開催していますので、ご家族や友人と一緒にご活用下さい。理想の住まいづくりの一助となれば幸いです。

リノベーションショールーム

【リノベーション勉強会の詳細】

 

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著者情報

RenoBASE8 編集部

RenoBASE8 編集部

かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
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あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。

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